目次
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  1. 1. プログラマーの仕事内容
  2. 1. 仕様書の内容を理解する
  3. 2. プログラミング言語を用いてシステムを作る
  4. 3. 正しく動作するかのテスト作業
  5. 4. プログラムを守るための保守作業
  6. 2. 職種別プログラマーの仕事内容
  7. 1. Web系プログラマーの場合
  8. 2. オープン系プログラマーの場合
  9. 3. ゲーム系プログラマーの場合
  10. 4. 組み込み系システムプログラマーの場合
  11. 5. インフラ系プログラマーの場合
  12. 6. 汎用系システムプログラマーの場合
  13. 3. プログラミングの仕事に必要なスキル
  14. 1. 他者とのコミュニケーション能力
  15. 2. プログラミング言語の知識
  16. 4. プログラミングを勉強する方法
  17. 1. プログラミングの学習サービスを利用する
  18. 2. プログラミングスクールに通う
  19. 5. プログラミングの仕事に関する注意点
  20. 1. 必ず納期を守る必要がある
  21. 2. 上流工程と下流工程では忙しさに差がある
  22. 6. 仕事内容を理解してからプログラミングを学ぼう

プログラマーの仕事内容や職種別プログラマーの仕事内容、プログラマーの仕事に必要なスキル、プログラマーの仕事に関する注意ポイントなどを紹介します。プログラマーになりたい人や、プログラマーの仕事について理解を深めたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

プログラマーの仕事内容

プログラマーの仕事内容は、大まかに次の4つに分けることができます。それぞれ1つずつ紹介していきます。

仕事内容を理解し、自分に向いている仕事なのかどうか判断しましょう。

仕様書の内容を理解する

プログラマーの仕事内容で重要なのは、仕様書の内容を理解することです。仕様書とは、どのような機能を作成し、システムがどんな内容になっているのかなど、物事の詳細が書かれた設計図のようなものです。

「機能仕様書」、「詳細仕様書」、「要求仕様書」など、目的に応じてによっていくつかの種類があります。

プログラミング言語を用いてシステムを作る

プログラマーには、仕様書をよく読み、システム開発における目的や役割分担などを正しく理解するだけではなく、仕様から具体的にシステムやサービスを設計、開発していく技術も求められます。

私たちの身の回りでもスーパーのレジや、スマホアプリなど、様々なところでプログラミング言語で使用されたシステムが導入されています。プログラマーの仕事は社会のインフラを作っている仕事とも言えるでしょう。

正しく動作するかのテスト作業

プログラマーの仕事は、何度もテスト作業を繰り返します。設計書通りに開発し、プログラムの動作に問題がないかを確認できて初めてシステムをリリースすることが出来ます。

テストの結果を確認して、バグを発見したり、より効率的にできる改善のポイントを見つけます。時には、数ヵ月もの期間をかけてテストする場合もありますので、プログラマーの仕事には、忍耐力が求められます。

プログラムを守るための保守作業

システムの作動中に見つかったバグを取り除いたり、機能の追加・修正を行うなど、システムをリリース後も絶えずメンテナンスを続けたりすることも、プログラマーの重要な仕事の一つです。こうした保守作業は、システムを開発している際とは異なった気遣いが必要になります。

職種別プログラマーの仕事内容

それぞれ職種別のプログラマーの仕事内容を知ることで、自分自身に合う仕事内容を見つけることができます。順を追って解説していきます。

Web系プログラマーの場合

Web系プログラマーは、Webサイトのプログラミングを担当します。ショッピングサイトからSNSまであらゆるWeb上のシステムを作るため、その仕事内容は多岐に渡ります。

たとえば、ショッピングサイトで入力したキーワードの商品が表示されることも、SNSでユーザーにおすすめ情報が表示される機能も、Web系プログラマーが組んだプログラミングによるものです。そのため、WebプログラマーはWebサイトの操作性や機能性をより良くすることを意識しなければなりません。

Web系プログラマーになるために特に資格は必要ありませんが、国家試験である「 情報処理技術者試験 」を取得しておけば、実力を証明することができるでしょう。

他におすすめの資格は、Webサイト作成能力を認定する「 Webクリエイター能力認定試験 」やJavaの認定資格である「 Oracle Certified Java Programmer 」 などがあります。

オープン系プログラマーの場合

オープン系のプログラマーは、ネットワーク内の複数のパソコンからデータベースにアクセスできるシステムの開発等を担当します。

具体的には、店舗の顧客情報や病院の患者の情報を確認できるシステムなどです。このようなシステムでは、顧客情報を正しく管理・変更ができるようにする、システムを複数のパソコンで構築するのでアップロードや管理もしやすくすることを意識して開発する必要があります。

言語は 「C」 、「C ++」、「Java」 などを使用しますが、ブラウザを用いたシステムを構築する場合はWeb系で使われる PHP やperl などの言語も使用されます。

ゲーム系プログラマーの場合

ゲーム系プログラマーは、ゲームの製作業務に携わる仕事です。テレビゲームやSNS、スマホアプリのゲーム製作を行うため、ゲーム好きに向いている業務内容といえます。

ゲーム開発では複数のプログラマーが集まりチームとなって一つのゲームを開発します。作品によっては、大きなプロジェクトチームを組むことも珍しくありません。チームでは、効果音の設定やキャラクターの動き、シナリオ動作などそれぞれのプログラマーが担当する部分をプログラミングしていきます。

ゲームのプログラミングは大変な作業ですが、チームと共に同じゲームを作り出せる環境ですので、一人で行うよりは達成感ややりがいが感じられる仕事でしょう。

ゲームに用いられることが多い言語は「C++」「C#」のため、求人では、こうした言語のスキルが条件となっていることが多いです。また昨今では、外国向けのゲーム開発を行う機会も増えていますので、英語力も必要とされます。

組み込み系システムプログラマーの場合

組み込み系システムプログラマーは、家電用品などに搭載されているプログラムの開発を担当します。

家電製品の他、自動車など、さまざまな機器に組み込まれるシステムの開発をしているため、覚えることも多く、仕事の幅が広いです。

比較的難易度が高いプログラミング言語も覚えなければなりませんが、昨今話題の IoT ( インターネットオブシングス ) によって、様々なものがインターネットに繋げられるようになったこともあり、組み込み系システムプログラマーの需要は増え続ける傾向にあります。

インフラ系プログラマーの場合

インフラ系プログラマーは、企業のサーバーの運用や保守管理を行う仕事です。

「 サーバーエンジニア 」 や 「 データベースエンジニア 」 は、主なインフラ系プログラマーです。ネットワーク関連資格を取得した場合、給与面で優遇される可能性があるでしょう。

サーバーエンジニアは物理的な構成、もしくはOSなどを担当します。データベースエンジニアは、データベースを利用した情報の格納・検索に関する設計・構築などを行います。

サーバーエンジニアには、サーバー機器やOS、セキュリティの知識だけではなく、正確な手順を確認できる緻密さも必要です。なぜなら、少しのミスで重大なトラブルを引き起こす可能性があるからです。

データ管理に欠かせないデータベースエンジニアは、ITでは貴重な人材で、どの企業でも重宝されます。ビジネスに欠かせないデータベースを運用・設計・構築するため、ミスが許されないポジションではありますが、正確性を追求できる人であれば問題ありません。

汎用系システムプログラマーの場合

汎用系システムプログラマーは、政府や大企業などから膨大なデータを安全に処理できるシステムの開発を行うプログラマーです。

顧客データベースのシステム開発などを行うため責任は大きいですが、大規模なシステム開発ができるという点ではやりがいのある仕事でしょう。

よく使われる言語は、「 COBOL 」や「 Java 」、「 FORTAN 」などです。こうした言語を身につけることが出来れば、汎用系システムプログラマーを目指せるでしょう。

プログラミングの仕事に必要なスキル

上記のようなスキルを身に付けることで、よりプログラマーとしての仕事に磨きがかかるでしょう。これからプログラマーを目指す方は、具体的に 「 プログラマーには何が必要なのか 」 を確認しましょう。

他者とのコミュニケーション能力

プログラマーは、システムエンジニアの作った設計書からシステムを作成します。そのため、システムエンジニアとのコミュニケーションは必須です。プログラマーがクライアントに直接やりとりするケースもあります。

プログラマーには他者とのコミュニケーション能力は欠かせません。優秀なプログラマーほど、高いコミュニケーション能力を持っていると言われています。

もちろん、コミュニケーション能力だけではなく、設計書通りに正しくシステムの開発を行う為、高い集中力も求められます。会社によっては、和気あいあいとしている開発環境もありますが、黙々と作業できる人にも向いているでしょう。

プログラミング言語の知識

プログラミング言語の知識は、最低でも、自分が担当するジャンルに求められる言語を理解しておく必要がありますが、複数の言語に長けている必要はありません。徐々にスキルを磨いていけば、より多くの開発案件に携わることも可能です。

言語によっては、バージョンアップ等でいきなり仕様が変わることがあるため、常に学ぶ姿勢でいることが重要です。

物事を順序立てて考えられる能力や、最後までやり遂げる力も求められます。その他、プログラミング言語の知識以外にも、プログラミングに関連する資格を取得しておくと安心です。

プログラミングの資格の中では、「 ITパスポート 」は、試験難易度もそれほど高くなく挑戦しやすいので、初心者にもオススメです。「 応用情報技術者試験 」になりますと、システム開発だけではなく、プロジェクトマネジメントなどについても理解する必要がありますので、試験の難易度は非常に高くなります。

プログラミングを勉強する方法

一人前のエンジニアになるには、どうしてもある程度時間がかかってしまいますが、プログラミングの学習サービスを利用することや、スクールに通うことをおすすめします。

ここでは、プログラミングを勉強する方法を詳しく紹介していきます。

プログラミングの学習サービスを利用する

プログラミングの学習サービスを利用すれば、プログラミングの基礎や知識を学ぶことができ、サービスによっては、動画と生放送で授業を受けることが可能です。本でもプログラミングを勉強できますが、学習サービスも活用してみましょう。

 

【 Schoo 】

Schooは、ビジネス関連のスキル・知識を身に付けられる学習サービスです。生放送で講師に質問することも可能です。また、有料会員は全録画授業の閲覧・ダウンロードもでき、幅広いスキルを学べるでしょう。

 

【 Udemy 】

Udemyは、100,000のオンラインコースを持っている学習サービスです。プログラミングだけではなく、デザインなど幅広く学べ、学習制限はありません。業界のスペシャリストからレクチャーを受けられるため、効率よく学習できるでしょう。

 

【 Codecademy 】

Codecademyは、英語サイトですが、無料でプログラミング言語を学習できるサービスです。基礎から学べるだけではなく、こちらから質問することも可能で、習得したいプログラミング言語をしっかりと覚えられます。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールに通うことも、プログラミングを勉強する方法のひとつです。

学校に通学することで、プログラミング言語の習得だけではなく、転職や就職活動のサポートも受けられます。

分からない部分を直接講師に聞けることも、プログラミングを学校で習うメリットでしょう。個別のカリキュラムで独学よりも効率的にスキルが身についたり、現役エンジニアから独立後の体験談が聞けたりすることもメリットです。

 

そんなプログラミングスクールを選ぶ際は、マンツーマンの指導を実施している、あるいは実践的なカリキュラムを実施している学校をおすすめします。こうしたスクールであれば、効率よくプログラミングを学ぶことができます。

エンジニアへの就職率が高く、大手IT企業への就職実績を持っているスクールであれば、信頼度は高いです。また、プログラミングの学校がオンラインに対応している場合、通学しなくても学習できます。社会人であれば、通学する時間を作れない可能性もありますので、オンラインの学校はおすすめです。

 

マンツーマンのレッスンであっても、担当者が頻繁に変わってしまう場合、効率よくプログラミングを学習できませんので、この点には注意しておきましょう。転職保証や返金制度があるかも確認しておくとさらに安心です。

スクールの料金をチェックして選ぶことも大切ですが、将来的に考えた場合、高い授業料でも確実にスキルが身につく学校であれば、しっかりと稼げるキャリアを送れる可能性があります。

各学校のカリキュラムの充実度を調べる際は、口コミやSNSをチェックしましょう。講師陣についても調べておくと、より自分に合った学校を選ぶことができるでしょう。

プログラミングの仕事に関する注意点

プログラミングの仕事に関する注意点は、必ず納期を守る必要があり、上流工程 と 下流工程 では忙しさに差があることです。

必ず納期を守る必要がある

プログラミングの仕事には、必ず納期があります。システムエラーやバグなどは、どうしても起きてしまうもので、それを処理しながら、納期までにクライアントにシステムを納品しなければなりません。

原因不明のバグに出会うことや読めないプログラムがあることも、プログラミングの仕事の大変なポイントです。運用しているシステムで致命的なバクを見つけた場合、徹夜してでもバグを解消する必要があることもあります。

上流工程と下流工程では忙しさに差がある

下流工程 ではコーディングやテストなど開発を行う領域のため、作業量や作業時間も増加します。

上流工程ならば、要件定義や設計書作成をなど、それほど負担になる作業はありません。こうした「上流工程」と「下流工程 」の違いも、覚えておきましょう。

ブラックな会社を回避するためには、会社の評判を調べることをおすすめします。ネット上には、現役社員の口コミを集めたサイトがあり、そこには、求人情報には記載されていない企業実態が書かれています。

また、プログラミングの学校によっては、就職・転職のサポートサービスを設けているところもあり、キャリアアドバイザーに相談することで、ブラックな会社に就職・転職することを回避できるでしょう。

仕事内容を理解してからプログラミングを学ぼう

今回の記事では、プログラマーの仕事内容について主に紹介してきました。

プログラマーの仕事内容は、仕様書の内容を理解し、プログラミング言語を用いてシステムを作るだけではなく、正しく動作するかのテスト作業やプログラムを守るための保守作業も含まれます。また、Web系プログラマーやゲーム系プログラマーなどプログラマーの職種によって、仕事内容も異なります。

プログラミングの仕事に必要なスキルは、他者とのコミュニケーション能力とプログラミング言語の知識です。プログラミングを勉強するためには、独学では難しく、スキル習得にある程度時間がかかるため、プログラミングの学習サービスを利用したり、スクールに通学したりすることをおすすめします。

プログラミングの仕事に関する注意ポイントは、必ず納期を守る必要があり、上流工程と下流工程では忙しさに差があることです。こうした注意点や仕事内容、勉強方法について理解を深めることで、プログラマーとしての道も見えてくるはずです。

ぜひ、 これからプログラマーへの就職を考えている方は、参考にしてみてください。